活動日誌・お知らせ

2017年2月20日(月) 日朝友好京都ネットの新年総会と懇親会

20日、第9回日朝友好京都ネットの総会・懇親会に常連の井上健二議員(途中退席)と出席。私は初出席。

他にも、市議会から大道議員(公明)、安井議員(民進)、府議会から自民・公明の議員が出席。

途中で出席議員の紹介と挨拶タイムがあり、私は、紙屋川上流の河川敷からの追い出し問題を紹介し、民族の主体性を育む民族教育に触れながら、国の違いを乗り越えて互いにリスペクトしましょう、と挨拶させてもらった。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月19日(日) 紫野地域で民泊相談、柏野地域後援会が新春のつどい

19日、京都マラソンの今宮門前通り通過を見送り、紫野地域の訪問行動へ。途中で自主防災の方と出会い、防災と民泊問題の相談を受けた。

学区内で昨年完成したマンションが建設段階では町内会に加入する約束だったのが、最近になって管理組合から加入しないとの連絡があったとのこと。
京都市のコミュニティ条例はあるが加入の強制はできないことを説明して、防災の連絡や区民運動会など学区の事業など町内会のメリットを紹介して粘り強く話し合うことを勧めた。

学区内で増えている民泊について、火事など防災の心配があるとのこと。
違法民泊は行政に連絡して厳しく対応しながら、きちんと手続きをしている民泊は排除するのではなく、どう共生していくのか管理会社と話し合うようアドバイス。

市会議員団が対応手引きを作成中なので、完成しだい届けるようにしたい。

そのあと、柏野地域後援会のつどいに穀田衆議院議員、浜田府会議員と参加。
地域内で急浮上している小学校統合と民泊問題について、現状報告とどう対応するの党の政策について話をさせてもらった。

地域を回るといろんな課題が見えてくる。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月18日(土) 「くるり」を満喫

18日、東アジア文化都市2017京都の開幕式典が京都会館(ロームシアター京都)で開かれ、式典最後のプログラム「くるり」コンサートに参加。

くるりは、1996年頃、立命館大学の音楽サークル「ロック・コミューン」のなかで結成され、世界と日本を旅をしながら音楽活動を続けている、若者に人気のあるグループ。

会場のホールは満員状態で、よく見渡すと結構年配の方も多い。どうも前の文化企画からそのまま残っておられるみたいだ。

くるりはロックバンド。だから音響も大きいし、リズム感もある。前の席では若者がリズムをとりながら聞き入っている。

通路を挟んで隣りの席でも年配の方がリズムをとっている。

と思ったら思い切り舟をこいでおられるのだった(≧∇≦)

そうこうしながら、あっという間に一時間あまりのコンサートは終わった。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月15日(水) 2月市会提案の新年度予算案が発表

本日、新年度京都市予算案と関連議案が議員の下に発送されました。門川市長の3期2年目の予算案です。予算案に対して党市会議員団は、団長名で見解を発表しました。

本日から予算案と関連議案に対する勉強会が始まり、22日が2月市会開始本会議。28日と3月1日が代表質問。

私は28日の午後から質問に立ちます。KBSテレビとインターネットで中継されます。ぜひご覧くださいませ(^^♪。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月14日(火) 誕生日とバレンタインチョコ

先週の土曜日、誕生祝いと早めのバレンタインチョコいただきました。

日曜日には、家族と娘夫婦と孫さっちゃんと一緒にベトナム料理店で妻と私の誕生祝いの食事会。さっちゃんはなぜかメニューを気に入ってひたすらめくって遊んでましたd(^_^o)

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月11日(土) ファンクラブの総会&懇親会は大盛り上がり

11日、恒例の井坂博文ファンクラブの総会&懇親会、51人の参加で大いに盛り上がりました。

前日来の雪がぶり返して雪が降りしきるなか、心配を吹き飛ばすように、地域の方や、親子連れ、孫連れ、友人らが続々と集まり、事前の見込みを上回り、途中で食事と乾き物を買い足しにスタッフが走る事態に。焦った(*^_^*)。

アトラクションは、お馴染みのあべひろ江さんと初登場の川口真由美さん。アジア、沖縄をテーマに平和の思いを優しく、熱く歌っていただいた。

会場で新たに5人の方が加入して170人の会員になった。

これだけの方とスタッフに応援していただいていつも感謝している。ありがとうございますd(^_^o)。

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(更新日:2017年02月21日)

2017年2月12日(日) 洛中マルシェは大賑わい

洛中マルシェが今年も開かれている。期間は今日と明日の2日間、会場は西陣織会館4階。

手づくりの品々が並び、実演コーナーもあり、子どもたちも大喜び。

機械による大量生産ではない、作り手の顔が見えるオンリーワンがなんともいい雰囲気。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月10日(木) 61歳の誕生日、関西広域連合議会へ

10日、61歳の誕生日。多くの方からお祝いメッセージをいただいています。今年はいただいた方全員にお返事しようと合間を見つけてはサクサクしてます。

メッセージに共通してるのは「身体に気をつけて」「無理せず」「元気に」というフレーズが多いこと(苦笑)。そういう歳なんだ、と自覚して歳に相応しい生き方をがんばります(^_−)−☆

今日はお昼から大阪中之島の国際会議場で関西広域連合議会の全員協議会に出席。3月5日に開かれる定例会提出議案を確認した。ちなみに、定例会で私が一般質問します。

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月11日(土) 紫野おやじの会が生キャラメル教室

11日、今年度の「紫野おやじの会游紫(ゆうし)」最後のイベントである、生キャラメル教室に親子連れで教室いっぱい集まった。

レシピを配布して、一通り説明して即実践。親子でワイワイ言いながらかき混ぜていくうちに、だんだんとろみがでてキャラメル色のペー
スト状に。

それをクッキングペーパーに広げて、あとは冷蔵庫で冷やせば出来上がり(^_−)−☆

なかには混ぜ過ぎてキャラメルになったところもあったが、それも愛嬌(*^_^*)

紫野游紫は来年度も子どもたちのために楽しいこといっぱいやりますd(^_^o)

(更新日:2017年02月21日)

2017年2月7日(火) 美術館再整備とネーミングライツを追及質問

2月7日、市会くらし環境委員会が開かれ、市美術館再整備工事入札結果と京セラとのネーミングライツ正式契約について報告があり、質問した。その内容を紹介します。少々長いですがご覧ください。

●井坂 最初に工事落札者の決定についてきく。最初の入札が失敗して再入札した。京都市としては100億円の規模でといわれていたが、今回の再入札の予定価格はいくらか。
(→北村 文化芸術担当局長)予定価格は税込みで101億5500万、税別で94億300万円。

●井坂 松村組が93億でギリギリのところで落札した。第1回目の入札で130億と、3割も違うということで、見通しがどうだったのかという指摘をした。基準を下げるということではないが、可能な限り、美術館の本来の在り方から考えていくらまで絞れるのかということでやられたが、今回外れた清水・岡野JVとの落札における決定的違いは何か。
(→北村)質問の意図が十分くめないが、清水・岡野共同企業体は、108億という金額で予定価格を超過ということで、松村組が落札した。

●井坂 金額はそうだが、落札にあたって金額だけを判断基準にしたのか、プレゼン的なものを踏まえて、京都市の描いている図面、絵柄との関係で何か違いがあったのか。
(→北村)詳細は分析していないが、2社から入札があり、1社が価格超過ということで落札者が落札したということ。

●井坂 当座の予定価格よりも下で入れたところに落とすのは当然のことだが、安けりゃ安いほど良いということではない。結果そこに落札したが、京都市が描いていた美術館の基本設計の関係で、後で不具合が出てはいけない。松村組の93億で確信もっているのか。
(→北村)一回目に開きがあったということで、契約課等と協力しながら、かい離の原因を応札者等とヒヤリングをやったと報告してきた。そのなかで、文化財指定に向けたところや特殊な建物であるとか、「DB(デザインビルド)」ゆえにリスクを見込むようなことがあったと分析したなかで、2回目はそういうリスクをできるだけ排除して、応札していただけるような設計等をして応札、落札いただいた。この金額で工事していただけるもの。

●井坂 それでは、詳細は契約議案のときに行う。松村組が本市の工事でやった実例、美術館・博物館での実績はどういうものがあるのか。
(→北村)大阪に本店を置く中堅のゼネコンで、これまで、京都の国立近代美術館、東京の国立新美術館、大阪の国際会議場等、最近では京都市第二卸売市場も受けている。

●井坂 2月市会に間に合うよう、今答弁された中身、松村組の実績の資料をいただきたい。
 次に、京セラのネーミングライツの契約について聞く。
 美術関係者が先日、京都市長宛に申し入れをされた。そして、京セラの社長は年頭の新春インタビュー・京都新聞の記事で「反対を押し切ってまでやる考えはない」「あとは京都市の判断だ」と言われた。この発言は重い。その発言や、美術関係者のこの間の発言を踏まえた上で、正式に契約を締結したのは、「反対を押し切ってまでもやる」ということを京都市が判断されたと受け止めてよいのか。
(→平竹文化芸術政策監)引用された京都新聞記事は、京セラに確認すると、「京都市民を二分するような」と、社長は発言されたが、新聞記事にはそこがなかったと聞いている。したがって、京セラさんとしても我々と同じように「市民を二分するような」意見が分かれているという認識ではなくて、そういう意味で粛々と契約を締結したということ。

●井坂 「二分している」ときに、2月の予算市会に契約として議案を出さないといけないので、その財源の裏打ちとして50億が必要だということで正式契約がやられたのが実際だ。「二分している」のであれば、そういう意見や声にも耳を傾けて、最終的な判断をすることも必要なのではないか。そういう思いはなしに、粛々とやられたと理解してよいのか。
(→平竹)いろんなご意見の方がおられることは十分承知している。反対されている方が申し入れとか来られたときには、ちゃんと対応している。ただ、「ネーミングライツの撤回」という請願が市議会に提出され、この委員会に付託になったが、結果的には取り下げになったと、そのプロセス等を拝見していると、基本的には市民の代表である議会の先生方の間では基本的には「撤回すべきだ」という請願には賛成でない方がたくさんおられたと理解している。基本的には私どもでは、全体としては二分していると理解していない。

●井坂 今の発言は重い。京セラの社長は「二分している」と言ったが、政策監は「二分していると思わない」と。議会は「ネーミングライツの撤回を求める」請願を否決はしなかったが、全体として状況を見て、請願者のみなさんが取り下げられたということで、議会としては「撤回」という方向ではない、それは少数だからと言われたが、そういうと何もものごとは始まらないし、動かないという点はしっかりと指摘しておく。
契約書のなかで、「通称」を本館、大展示室、中庭、新館、スロープ広場、日本庭園まですべての敷地のなかの施設を対象にして、なおかつ、「企業活動を情報発信するスペースとして提供」し、「展覧会、レセプション等のために施設を使用し」、「展覧会を鑑賞する機会を設ける」となっているが、言い方を変えたら、京セラの企業活動のために美術館のすべての施設を使ってもかまわない、差し出すということになると受け止めてよいのか。
(→北村)契約書の中で「情報発信スペースの提供等」とあり、大きく3つ「地域貢献活動、その他の企業活動を情報発信するスペースの提供」「展覧会、レセプション等のための施設の仕様」「展覧会を鑑賞する機会」とある。あくまでも条文にもあるが前提として、「ネーミングライツの目的に基づき、美術館の設置目的」「法令その他施設」の管理、「来館者の安全の確保」「美術館に相応しい仕様等を勘案して」という大前提がついているので、「京セラのために美術館すべてを差し出す」という表現をされたが、そういったことではなくて、そのなかで、冒頭の3つのようなことをしようというのが今回の契約の趣旨だ。

●井坂 京セラの社長が新春のインタビューで50億円という、これだけのお金を出すからには、株主にきちんと説明しないといけないと、その分については京セラにとって役に立つように使わせてもらうということだ。これは企業の倫理で、ある意味当たり前かもしれない。しかし、今度の契約の中で、第8条でいうと、新しい美術館に「必要な範囲内で」「表示した看板」「案内標識その他物件等を設置する」、「この場合にその費用は甲」つまり京都市が持つ。第9条では、京都市は「乙」京セラが新しい「美術館のネーミングライツの取得者であることの周知を図り、本件通称等の普及に努める」。京都市が京都市京セラ美術館、京セラがネーミングライツをしたよというのをもっともっと積極的に宣伝すると、これは全部京都市の負担になっていくわけだ。そして、「展覧会等その他の催し物」において、「積極的に本件通称等をチケット及び広報媒体へ使用させるよう」にすると、「京都市京セラ美術館」という名前をいろんなところで使うというのが次々と出ている。これに含めて「レセプション」や「展覧会」をやるときに、優先的な特権を京セラが持って、京都市美術館を使うことができるのだ。こういうことが起きることについて、どれだけの市民に周知されているのかが大事な点だ。本館や新館、展示室だけではなく、日本庭園も対象になる。審査会が最終的に結論を出すということだが、例えば日本庭園も京セラ日本庭園となるのか。そうやって全部京セラの名前が使えるということが今度の契約の中にあるわけだが、そういうことなのだというのが市民のみなさんに伝わっているのか。
 政策監は「二分している」けれども、じつは「二分ではない」と言われたが、そういうことがきちんと市民に伝わったうえで、そういう反応として返ってきていると理解されているのか。
(→北村)京セラの応募趣旨のいの一番には、創業の地である京都の文化への貢献とその地域に発展をしたい。日本を代表する文化芸術拠点のシンボルとして京都の発展につなげていきたいという京都市美術館をはじめ、京都の文化芸術、地域振興に貢献、寄与したいのだということを強くいわれている。一方で、株式会社という性格だから、株主等々への説明責任もあるということで、情報発信スペース等のこともあるが、その辺は京セラさんとして地域貢献と株式会社というところを十分バランスをもって臨まれるというのが、我々交渉しているなかで、肌で感じているところだ。
また、8条の看板とか、9条の周知は、ネーミングライツの契約と極めて本体の部分で、名前を付けた限り、そうした名称を付けた看板を付けるとか、周知、普及に努めるということなので、これはネーミングライツ契約の根幹のところかと理解している。
最後に、個別の施設名称はどうなるかわからないが、審査会にもかけて、ネーミングライツの募集要項でも「市民の皆様の御理解をいただきながら」「美術館の歴史的経過」市民のみなさんの「愛着を踏まえながら」進めて行くとうたっているので、そういうことも十分踏まえていただいて、個別施設の名称をご提案していただけるものと考えている。

●井坂 今回の契約は2月1日付けでやられた。もう一方で、京都市のネーミングライツの実施要綱については、改正案が経済総務委員会に報告され、議論されている。改正案が決まるのはどういうプロセスで決まるのか。この新しい実施要綱と今回の契約というのは、後、先でいうとどちらが先なのか。
(→北村)今回のネーミングライツは、平成20年に策定された現の要綱に基づき進めている。今、行財政局で制度の見直しがされていることは承知しているが、今回の2月1日付けの契約は現在の実施要綱での契約だ。

●井坂 今度の改正案で出されているのは、美術館のネーミングライツを検討する際の前提にはなっていないと理解してよいのか。また、この実施要綱の改定は、何が原動力で改正案が出てきたかというとこの美術館のネーミングライツのやり取りをめぐって、このままいったら、際限なくいくのではないかという懸念なども含めて議会で議論になって、そこからされたのだ。だが、その改正案を待つまでもなく美術館のネーミングライツを市長が決定し、今回契約された。それは古い制度要綱のもとでやるのだったら、この制度要綱は、何のための改正案を議論しているのか。
(→北村)この美術館のネーミングライツに関わって、議会の関与の問題等々が議会から指摘されたことに端を発して、今、行財政局で 要綱の見直しがされていると承知している。ただ、見直しの途中ということなので、現在は現要綱に基づいてネーミングライツを進めているが、要綱の見直し内容がまだ確定していないので、明確に申し上げられないが、現時点において2月1日付けのこの要綱は、現在の要綱に基づいて契約した。

●井坂 ネーミングライツの基本的な考え方は、現要綱と改正案とどう変わっているのか。
(→北村)一つは、現要項は現行制度の目的が、主として財源確保にウエイトがおかれているということだが、現在の見直しの中では施設の魅力向上だとか、京都の品位、品格、歴史性等を考慮するということを明確化する。対象施設がどうか、あるいは対象企業がどうか。通称に使う名称にどういった条件を付けるのか、審査の明確化、市会の関与、契約が長期の場合の不測の事態の対応を視点に見直されている。

●井坂 第3条、基本的な考え方はどう変わっているのか。
(→北村)京都の歴史性やまちの品位、品格の考慮、市民の理解が得られるようにという条文が3条には加わっている。 

●井坂 旧要綱では何が消えたかというと、「本市の財産、事業等の本来の目的に支障が生じさせない方法により実施する」ということだ。これに、先ほどの「京都の歴史性やまちの品位、品格の考慮、市民の理解が得られるように努める」となった。美術館の今度のネーミングライツと照らし合わせてみて、ここがなぜ変わったのか。
(→北村)確かにそうだ。一方で、導入するにあたり、やはり美術館に寄せられる市民の愛着だとか、歴史性というものを大事にしたいと思い、「市民の皆様のご理解をいただきながら」進めて行くということを要綱にはありませんでしたが、美術館の募集要項には書き込んだので、そういったことを含めて新しい3条に反映されているものと理解している。

●井坂 従来はいろんな問題点はある要綱だ。広告の機会を拡大するということで、文字通り企業のもうけのためにネーミングライツをやると受け取られかねないということがあり、これは削除された。しかし、第3条の「本市の財産、事業等の本来の目的に支障が生じさせない方法により実施する」という考え方から、実に抽象的な「京都の歴史性やまちの品位、品格の考慮、市民の理解が得られるように努める」となったのは、今、問題にされている京都市公有財産のあり方とは何なのか、この従来踏み込んでいた中身が、はしごを外されていると危惧する。「美術館の財産、事業等の本来の目的に支障が生じさせない方法により実施する」、これが外されて、「歴史性やまちの品位、品格」、非常に抽象的な概念で基本的な考え方、ネーミングライツの目的に位置付けられることはいかがなものか。これについての考察はあるのか。
(→北村)第3条の改正の趣旨は、私も深く理解しているわけではないが、本来の目的に支障を生じさせないというのは当然のことであって、さらに加えて歴史性、まちの品位、品格、市民のみなさんの理解ということを大事にしていこうということ。新たな第3条においても、本市の施設等の公共性を考慮し、社会的な信頼性、事業推進における公平性ということも書いているので、より前向きに歴史性だとか、市民のみなさまの理解ということを書き込んだものと私自身は理解している。

●井坂 今度の美術館の契約はどの要綱に基づいてやっているのかと聞けば、現要綱だというが、みなさんの思いは、この美術館の契約の取り組みを通じて、新しい要綱にも思いが反映されていると言われるのだ。だとしたら、新たに「対象外とする施設」で、「市役所、区役所などの庁舎、学校、病院、市営住宅のほか」「ふさわしくないと判断した施設等」は、「事業の対象外とする」となっている。その具体的な中身で3つあるが、「市民生活に混乱を招くおそれがあるもの」「公平性・中立性を損なうとの誤解を受けるおそれがあるもの」ということで、「庁舎、学校、病院、市営住宅」「二条城」を対象からはずしておいて、なぜ、美術館は対象になるのか。どこが違うのか。
(→北村)第4条、新設されている項目で、対象外。深く第4条の策定趣旨を理解していないが、美術館のネーミングライツが、これにあたるものではないということで第4条が策定されているのではないかと私個人では思うが、一度、制度担当に意図は確認したい。

●井坂 あえて、くらし環境委員会で経済総務委員会に出されたものを議論しているので、それは聞いてもらったらいいが、この実施要綱に基づいて今回のネーミングライツはやっているというのであれば、いま私が疑問を呈したのは、市民的にもそういう声なのだ。「市役所や学校、病院、市営住宅は対象外とするのに、なんで美術館は対象になるのか」と聞かれたときに、「私はわからない」と担当局長が言われたら、私はそのまま、そういう疑問を呈した市民の方に答えるしかない。美術館を責任持って管理しているのはあなたでしょう、みなさん方でしょう。なぜ、どこが違うのかは、きちんと説明を。
(→北村)私がわからないと申し上げたのは、第4条の策定経過なり意図の部分で承知していないということを申し上げたわけで、京都市美術館のネーミングライツについては、一義的に私が責任者なので、この間、経過、目的等々申し上げた通り、再整備を確かなものとするために、実施していくということで、京都市美術館についてはネーミングライツを対象として現在の要綱に基づいて実施しているということ。

●井坂 まったく答えになっていない。では逆説的に言えば、美術館のネーミングライツは市民生活に混乱を招かない、公平性や中立性を損なうとの誤解を受けないと、みなさん方は言っているということだ。あらためて、なぜ、そのように言えるのか。 
(→北村)美術館のネーミングライツ導入について、さまざまな意見を聞く。昨日も団体の方と美術館とで意見交換の場を設けた。団体でなくても個人的にも周りの方から意見、感想を聞く。反対の方もあるし、賛成の方もいる。井坂先生から、過去の美術館への寄贈者にしっかり説明するようにとご指摘を受け、順次さかのぼって説明してきている。現在で11年間分までさかのぼることができ、平成17年度までの寄付者にこのネーミングライツの導入について説明しているが、「寄贈品を返してほしい」とおっしゃる方はゼロだ。こういったことも含め、一定お考えがあって反対の方もおられるが、丁寧に説明する中で寄贈品を返してほしいという方はゼロという状況も含めて、美術館のネーミングライツ、大きくは市民のみなさんに理解されていると認識している。

●井坂 あなたの説明をうがって聞くつもりはないし、言うつもりはないが、ネーミングライツを推進するあなたが説明して、それに対して返せという人が一人もいなかったというのは、「はあ、そうですか」というようにしか聞こえない。私らのところには、「返してほしいくらいだ」というふうに言った方の話が入ってきている。それは、出るところ、入るところで違うのかなと率直に思う。あらためて、今度の改正で抽象的だと私は言ったが、「京都の歴史性やまちの品位、品格を考慮し、市民の理解を得られるように努める」と、これは押しなべて、美術館のネーミングライツがこのようにちゃんと受け止められるようなものでなければならない。二分している反対のほうは少数だと言われるかもしれないが、本当に市民理解が得られるかどうかというのは、もっと真剣に時間をかけてやるべきではないかと、80数余年の歴史があるわけだ。これは京都の歴史性だといえる。3200点を超えるコレクションのなかで、8割が寄贈品だということも品位であり、品格だ。こういうものにしっかりとこたえた京都市美術館の名前が必要だ。私は今回のネーミングライツの正式契約の締結は、あらためて見直して、時間をかけて検討すべきだと指摘する。

●資料の提出について (→北村)提出する

(更新日:2017年02月21日)

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