京都市美術館のリニューアルオープンが4/4に延期のなりましたが、内覧会だけは予定通り開催されました。党議員団からは2018年度まで文化環境委員だった井坂団長、2019年度の文化環境委員の堀副委員長、西野市議、事務局の原さん、そして、私の五人が参加しました。
午後4:30~スタートしたのですが、気づいたら7時前。70年間ほったらかしでなかなか改修予算がつかなかった時代から、極端に多額の税金と京セラからの資金が集中しての今回の再整備でしたが、当然規模を拡張した分、維持費が大変になります。おそらく、最初はきちんと配分されますが、だんだん削られていくことは目に見えています。そうなると、再び、メンテナンス不全でどんどんと機能が縮小していくことになるでしょう。
私はそこらへんをすごく危惧して、再整備には賛成していましたが拡張には慎重論を展開してきました。
建ててしまった以上はそれだけの維持管理費(以前より年四億円ほど財政的な持ち出しは増え)をしっかりと確保し、質を落とさないことが大事であると思います。
冨樫実さん製作のモニュメント「空にかける階段’88-Ⅱ」のをめぐっては、京都市は当初ばらばらに切断することを狙っていましたが、激しいやり取りの末、切断を強行したものの再建立をさせるにいたりました。二度と同じ過ちを当局は繰り返さないと信じたいと思います。
あとは、いかに市民の皆さんに発表や鑑賞の機会を提供し、文化の香りをとどけることのできる美術館になれるのかが問われると思います。
カフェもあることだし、もう、レストランはいらないし、ほしいなら近所の店をご利用くだされ!旧事務棟はぜひ多目的展示スペースに!
なお、「京都市京セラ美術館」というのは通称に過ぎず、正式名称は「京都市美術館」です。そして、コレクションはすべて「京都市美術館蔵」であり、このコレクション名は売却していません。美術館のホームページはいまだ「京都市京セラ美術館」の表示の下で「当館のコレクション」と記載しており、脱法的な対応はひどいと思います。京都市美術館内で展示するときも「京都市美術館蔵」と書くべきです。そして、正式名称を建物のどこかに刻むべきです。
ひとつだけ安心したのは重要文化財指定は可能なように事業をすすめたと長年携わった市幹部からお聞きしたこと。岡崎再整備をめぐり激しく闘ってきた歴代の幹部職員の皆さんにもお会いできました。それにしても、岡崎公園一体はまだ終わりではなく、全く気が抜けません。
(更新日:2020年04月23日)
15日、浜田府議、玉本市議、地域支部、民商事務局と一緒に新大宮商店街を訪問し。赤旗・京都民報とアンケート用紙を使って聞き取りと要望の調査。全体で二時間、18軒と対話でき、いろんな実態と要望をお聞きできました。
・外出自粛で高齢者の固定客が減った。安い中国産のフレームを輸入していたチェーン店のメーカーは影響を受けている(眼鏡店)
・商店街を歩く人がめっきり減った。廃業になる店が出るかも。野菜は仕入れに変化はないが、料理屋のお客キャンセルで木の芽や鮮魚などの高級食材の注文が減っている。中央市場で感染者がでたら壊滅的な打撃になるので市場関係者はピリピリしている。商店街恒例の夏祭り(7月の最終土曜日)は今年だけ8月に延期する。オリンピックが延期になれば中止する。落ち着くまで消費税をゼロにしてほしい(八百屋、商店街理事長)
・制度融資、前年比20%減少と言われてもそこまで減っていない、どないかなるのか。株安のため3月期の決済が心配。外国人観光客が減って大変という報道があるが、そこらはその時にはいい思いをしていたのでは?(ガス・日常雑貨店)
・感染者が出たというニュースばかり、見通しを示すニュースが欲しい。玄武神社のやすらい祭りが中止になったが厄払いの祭りまで中止にする必要があるのか(薬房店)
・お客の予約が減っている(7割減)、バスの乗ってくるのが怖いといわれた。密接な仕事なので暖房しながら換気をして工夫している(整体業)
・年金があるから何とかつなげているが、家賃補助があればいい(パン屋)
・融資と言うが借りても返せないので借りない。国民の懐を温かくしてモノが買えるようにお金を出してほしい。消費税は5%ではなくゼロにすべき(雑貨屋)
・幼稚園に牛乳を入れている(一回300本)が2回キャンセルされた。銭湯に牛乳入れているが中国人観光客が来なくて7割減っている。(牛乳店)
お聞きした声や要望を現在開かれているv2月市会や今後の議会内外の運動にしっかりと反映させていきたい。
(更新日:2020年04月23日)