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2018年1月20日(土) 今宮神社の台風被害の改修にあたって

20日、文化財の修復に詳しい原田府議の紹介で、昨年10月の台風により大きな被害を受けた今宮神社を訪問して宮司さんから被害のその後のお話を聞いた。

本殿の屋根に敷地内にある大木が倒れ、屋根が歪み、穴があいた現場を視察した。不思議なことに倒れた樹木を伐採してどかしたところ歪みがほとんど元に戻ったそうだ。鉄筋やコンクリートと違い木造建築のすごさを実感。また、一番大きな穴は軒下の部分だったので本殿内の神具には大した影響かなかったという。まさに「神のご加護」だ

合わせて突風で傾いた門前通りの大鳥居について伺った。聞けばこの鳥居は、昭和3年に当時の氏子さんが寄付して建立されたもの。すべて台湾スギを使い根元の基壇はコンクリートを使わず本体を2メートル地中に埋め込んで建っている。いまは、倒壊の危険対策として緊急措置でつっかい棒されている。

業者に相談したら、「切断して解体すれば600万円でできる。建て替え改修には何千万円かかる」そうだ。宮司さんは「氏子さんの思いや寄付の経緯を考えると切断解体などできないが、費用の工面や神社内の改修の順番があり、あと10年はかかる」と苦しい胸の内を語っておられた。

文化財的価値があり地域からも愛されている神社である。民間の神社だが、改修にあたって氏子さんの寄付だけでなく、行政の対応と支援を検討するよう求めたい。

ひるがえってふと考えた。市美術館の野外彫刻モニュメントの件である。作者の反対を押し切って京都市は昨年夏に切断撤去してしまった。市長は宮司さんの思いをどう受け止めるのだろうか?

(更新日:2018年01月22日)