活動日誌・お知らせ

2020年3月4日(水)ダイヤ改正に伴う問題噴出…予算委員会

4日に開かれた予算委員会交通局質疑2日目。市バスダイヤ改正に関する質疑を行いました。内容の要約を紹介します。長文になりましたが関心ある方はぜひ読みください。

◯井坂
 京都市で新型コロナウイルス3人目の感染者が確定した。移動経路に市バスと地下鉄が入っており、消毒など緊急対応をされた。昨日の質疑の答弁にもあったように、消毒には労力と消毒液の確保が必要。総力をあげていただきつつ、一般会計、市長部局からも必要な補助体制、支援を行い、公共交通の最前線で頑張っている交通局に対して全庁あげて対策を打つ事を強く求める。

■3月20日実施予定の市バスダイヤ改正にあたって
①102号系統の一部路線変更について

◯井坂
 新しい市バスダイヤが2月7日に発表された。毎年のことだがホームページに掲載され、あたかも決定事項のごとくバス停に掲示されている。102号系統は、嵐電白梅町駅のリニューアルに合わせて新駅北側に隣接してバス停を設置して乗り入れる。その後、馬代通りを右折して等持院東町の新バス停に停車し、きぬかけの路からわら天神に出て西大路を北上して金閣寺に向かう新路線となる。その目的として、「京福電鉄と市バスの利便性の向上」「公共交通の東西ネットワークの強化を図る」とあるが、結局は金閣寺・銀閣寺・嵐山への観光客を京福電車(白梅町、出町柳)で結びつけるもの。昨年12月23日に京都市都市計画局、建設局、交通局と京福電鉄が合同して開いた住民説明会では、「道路に普段から歩行者や交通車両が多いところになぜバスを走らせるのか」「安心して歩けない」「京都市は観光客と住民のどちらを向いているのか」の意見が続出した。その声をどう受け止めたのか。102号系統の運行経路における安全対策としてカーブミラー設置、ガードレール移設、交差点の停止線の移動を講じるというが、それで万全との認識なのか。
→中山自動車部担当部長
 昨年12月に京福電車が説明会を行われた。ルート変更を予定していたので交通局も参加した。最終的なルートは定まっていなかったが、馬代通しかバスルートがない中でいろんな意見を頂戴した。このルートは以前バスが走っており、運行にあたり充分調整する中で道路管理者に安全対策を講じていただいた。運行にあたっては安全運行に努めるとともに安全対策を講じていただく部分についても考慮しながら、馬代通りをカーブミラー等もない中での右折になると無理に交差点に入ると言うことも考えられるので、安全対策をしっかりして、停止線も下げて曲がりやすくして頂いたことで安全が確保できると考えている。

◯井坂
 運転手はプロなので技術を持っているが、それでも年に何度かは事故が起きる。今回の路線の一部変更については、実際の運行開始3月20日以後も現場での交通安全の確認を行い、危険等の問題が明らかになった場合は、その都度地元学区に報告して相談しながら改善すべきだが、どうか。
→中山担当部長
 以前は52号系統が走行していたが、走行環境も変わっているのは事実。必要が生じれば新たな安全対策も交通管理者、道路管理者とで調整する。

◯井坂
 その対応に現行の白梅町から西大路通を北上して金閣寺を通るルートへ戻すことも選択肢に入れるべきだと思うがどうか。
→中山担当部長
 現時点でそういう考えは持っていない。

◯井坂
 現時点で考えがないのなら、今後、体制をとって考えていただきたい。紹介された52号系統が昔かつて走っていたが、紆余曲折あって何回か路線変更しながら最終的には地下鉄東西線が通る時に廃止になった。未来永劫にわたって今回の路線変更が続くものではないということについては釘を刺しておく。

②12号・59号の経路変更について
◯井坂
 立命館大学前から金閣寺道の運行経路を、きぬかけの路経由から西大路通りに変更する。平成28年から春と秋の観光シーズンピーク時に期間を区切って経路変更していた。それを通年化するもの。どこでだれが決めたのか。その理由は何か。データ的根拠と整合性はどこにあるのか。資料として提出を求める。
 昨日3日に地元社協の要望に応えて交通局が説明会をようやく開いた。経路変更に伴い休止される衣笠総門町、金閣寺前バス停を外出、買い物などに利用していた高齢者、周辺のみやげ物屋さんから悲鳴の声が上がっていた。どう受け止めるのか。その場で路線変更の理由を「定時運行」「観光客の分散化」「混雑解消」と説明があったが、それは交通局側の事情、言い分であり、地域住民への影響は全く考慮されていない。事前に住民やお店の方に説明して声を聞いたのか。
→中山担当部長
 シーズンのみの経路変更を通年化することについては、シーズンに迂回しているときに運行効率が上がって遅延が減ったため。一方、迂回していない平日で遅延が生じた。遅れの状況と改善の状況について資料として提出をする。停留所の移設については便利になる方もおられる一方で不便になる方もあるのは事実。全体の運行の中でこういう施策が最も効率的、効果的と判断した。

◯井坂
 住民の声を聞いたのか。
→中山担当部長
 便利になる方、不便になる方、それぞれいる。ルートの変更について全ての方のご意見を反映することは難しい。事前に十分にお聞きしたということではない。

◯井坂
 その通りで、話の持ちかけは全然なかったと怒っておられる。昨日の説明会で住民は結論的に「仕切り直しをせよ」と要望されている。「年に1回のダイヤ改正だからご理解を」と言ってもそこの地域の人にとっては一生に一度のこと。そういう事を考えてやっていただきたい。市長が「市民との共汗、市民に寄り添う」というのであれば今回の経路変更はあり得ない。今からでも撤回するよう求める。ダイヤ改正の文書では、あくまで経路変更は「試行実施」とある。昨日の説明会のために地域に配布した交通局文書にはそれが書いていない。「試行実施」に間違いはないか。
→中山担当部長
 答弁で地域の方お聞きしてないと言ったのは地元の説明会等を開催していないということで、地域の代表の方とはしっかり対応させていただいている。試行実施については、このまま通年化実施する方向だが、検証も必要だと認識していることなので「施行」という言葉を使った。

◯井坂
 代表と話をしたというのは京都市のいつもの言い分。金閣の会長さんは自分のところに説明に来たが一存では決められないので説明会を開いてもらったと言われている。一軒一軒話を聞いたのか。聞いていない。そういうやり方を繰り返していたら京都市に対する行政不信は強くなるばかり。通年化してみて、思うような成果につながらない、バス停休止に伴い市民サービスが低下した、住民のバス停復活を求める声があれば「元に戻す」ことも選択肢に入れるべきだがどうか。
→中山担当部長
 検証の場に住民やお客さんの意見を検討材料として反映させる。

(更新日:2020年03月05日)